輸液ポンプ点検システム開発
- 医療機器・システム

- 課題
- ・データを読み取って紙に書き込む時間、そのデータをシステムに登録する時間に多くの手間と時間がかかる
・書き間違い、入力間違いが発生する
- 効果
- ・非接触リーダーをかざし情報を読み取るだけでその情報は帳票システムに登録することが可能に
・モーターの交換時期やエラーも確認できるようになりより安全に運用していくことが実現

医療現場で使用される「輸液ポンプ」は、機械である以上、定期的な点検や消耗品の交換が必要です。この中にはモーターやバッテリーが搭載されており、適切なメンテナンスが求められます。当社では、この輸液ポンプの点検を効率化するシステムを開発しました。
従来、お客様のサービスマンは定期的に全国の病院を訪問し、専用の機械を使ってデータを読み取り、その情報を検査用紙に書き起こし、さらに帳票システムへ登録するという作業を1台ごとに行っていました。このプロセスには多くの手間と時間がかかり、また、人の手による書き間違いや入力ミスが発生しやすい状況でした。
当社のシステムを導入後は、サービスマンが非接触リーダーを使用し、ICカードのようにデバイスをかざすだけでデータを読み取れるようになり、情報が自動的に帳票システムに登録される仕組みを実現しました。
このシステムにより、大幅な時間短縮が可能になっただけでなく、「事故メンテナンス」と呼ばれる機能を活用し、モーターの交換時期や不具合の発生箇所を事前に確認することができるようになりました。これにより、より安全かつ効率的な輸液ポンプの運用が可能となっています。